宇治を観光する! 其の3 台風の後の宇治って『稲村ジェーン』の世界だよね [森鵰剣侠]
『孫子兵法』観てる?
このドラマ、プロデューサー、張Pなんだね。知らなかったよ。
どおりで、烏老大のおじちゃんとか、武侠ドラマでお馴染みの役者さんが出てはるんやね。
そんな『孫子兵法』にはまってる新選組副長助勤たくいたのブログへようこそ!
兵家たるもの、へらへらしながらも、心の中では、常に詭計をめぐらしているのです。
たくいたも、アホなこと言いながらも、心の中では、常に詭計をめぐらしています。そして、戦わずして勝ちますとも!
だって、それこそ「孫子の兵法」ですからっ!
そんな一分の隙もない宇治観光はまだまだ続きます。
天ヶ瀬ダムの放水を見るため、宇治川の上流を目指すたくいたとモリーニョの二人。
台風が過ぎ去った次の日とあって、宇治川沿いの見慣れた景色も、どことなくいつもと違います。
川の流れが速い。鵜も流されるほどです。
そんな宇治側沿いも、ある異変が起こっていた。
少し前まで、宇治側沿いの看板といえば、アホにモノを教えるくらいに懇切丁寧な文章だったのですが、
これくらい懇切丁寧に書かれたものが激減していた。
代わりに、
と、割合、端折った感のあるものが立てられていた。
どうも宇治市民の学力レベルが少し上がったようだ。嬉しいような、寂しいような、複雑な心境である。
そんなことを考えながらも天ヶ瀬ダムの手前にある吊り橋に到着。
激しい流れだ。
宇治川の流れの激しいこと、渦潮の如し。
しかも、吊り橋なんで、揺れる! かなり怖い。
実のところ、たくいたもモリーニョも「高所恐怖症」なんであるが、川面がかなり近いので、こっちのほうは大丈夫です。
見ると、モリーニョもこの激しい流れに、平生では見られないほどテンションが上がっていた。隣で、「うほっ!うほっ!」と雄叫びを上げている。いつも”ぶっ壊れたボリューム” と異名をとるほど声の大きいモリーニョだが、このときは、一際、声が大きくなっている。
「おい、モリーニョ」
急に呼びかけられ、少し驚いた表情でこちらを見つめるモリーニョ。
「はい、隊長」
「ひとつやって欲しいことがあるねん」
「何でしょう?」
「『河童の川流れ~』って叫びながら、ここから流されて欲しいねん」
「嫌です」
モリーニョ、あっさり拒否。(なんてヤツだ!?)
「モリーニョ、男には、一生に一度、命を懸けてもやらねばならぬことがある。俺、今がその時やと思うねん」
「僕は、その時やないと思います」
「モリーニョ、この台風は、100年に一度、いや、なかなか遭遇することのない伝説の台風やぞ! 言うたら、『稲村ジェーン』みたいなもんやんけ! お前もあの伝説の波に乗れよ! 否、流されろよっ!」
「『稲村ジェーン』は、ちゃんと準備してますやん。今回、突然ですやん!」
激しく拒否するモリーニョ。
(伝説のビッグウェーブが来てるのに、何言ってるんだよっ! モリーニョ。お前は、あの月曜日はゴロゴロし、火曜日はウダウダし、時々、悶える、みたいなそんな退屈な日常でいいのか? そんなハリのない毎日に満足なのか? 今、男として脱皮しなければ、いつ脱皮するねん? )
「お前が流されてる間、俺が、サザンの『真夏の果実』歌いながら、動画を撮影したるやん」
この一言で、ちょっと(流されてもいいかな) なんて思ってしまったモリーニョ。たくいたは、その表情の変化も見逃しません。何しろ、兵家ですから。しかし、いきなり我に返ったモリーニョが、
「でも、隊長、桑田圭祐の真似、全然似てませんやん!」
と激しく反撃する。似てるも似てないも、そもそもたくいたは”音痴”である。すると、更に
「そしたら、隊長が流されたらいいやん!」
と反撃するモリーニョ。ここで反撃に出るくらい、想定内です。何故って? それは僕が兵家だから。
「俺が流されてみろ、それは報道になってしまうやないか。ただの事故映像になってしまうやないか。そんな映像見て、おもろいか?」
言葉に詰まるモリーニョ。
「じゃ、僕が流されたら、面白いですか?」
「面白くないわけないやろう~! ここで川見てはる人たちも、『あの人、凄い! ノースタントでやってはる~!!』って言ってくれるよ、多分。ひょっとしたら、ノースタントで流されてるモリーニョ見て、ジャッキー・チェンからオファーがあるかもしれん。ただ、流されてるときに、iPHONEの操作を誤らないという保障はどこにも無いがな」
”ジャッキーからオファー”と言う言葉に、一瞬、心が動くモリーニョ。しかし、急に我に帰って、こう言った。
「流されてるのに、ピンボケとかしてたら、僕、無駄死にじゃないですか~!?」
「そやね。そういうことになるね。しかも、今も、この激流を動画で取ろうとして、静止画撮ってしもてるし。あっはっは」
ちなみに、今、携帯を見ても、ライブラリに動画が入ってないんだよね。静止画は無駄に4枚くらい保存されてるんですが。何処にいったんやろう? 激流を撮った動画。たくいた、機械の方も”オンチ”です。
折角、流されようと決意しかけていただけに、残念である。ここでうまくいっていれば、YOUTUBEで、濁流に流されるモリーニョをお見せできたんですが……。次回は、もう少し携帯を使いこなせてから、チャレンジしたいと思います。
そんなやりとりをしながらも、ようやく天ヶ瀬ダムに到着!
「ナイヤガラや~! 世界三大瀑布や~!」
思わず叫ぶたくいた。
外国に行ったことのないモリーニョに、
「俺、ナイヤガラ行ったことあるねんけど、こんな感じやで」
と教えてあげました。
「へ~!」と感嘆の声をあげるモリーニョ。もう、モリーニョも、気分はナイアガラです。
多少、雰囲気違いますが、ナイアガラもこんな感じです、僕の記憶が確かなら。
このドラマ、プロデューサー、張Pなんだね。知らなかったよ。
どおりで、烏老大のおじちゃんとか、武侠ドラマでお馴染みの役者さんが出てはるんやね。
そんな『孫子兵法』にはまってる新選組副長助勤たくいたのブログへようこそ!
兵家たるもの、へらへらしながらも、心の中では、常に詭計をめぐらしているのです。
たくいたも、アホなこと言いながらも、心の中では、常に詭計をめぐらしています。そして、戦わずして勝ちますとも!
だって、それこそ「孫子の兵法」ですからっ!
そんな一分の隙もない宇治観光はまだまだ続きます。
天ヶ瀬ダムの放水を見るため、宇治川の上流を目指すたくいたとモリーニョの二人。
台風が過ぎ去った次の日とあって、宇治川沿いの見慣れた景色も、どことなくいつもと違います。
川の流れが速い。鵜も流されるほどです。
そんな宇治側沿いも、ある異変が起こっていた。
少し前まで、宇治側沿いの看板といえば、アホにモノを教えるくらいに懇切丁寧な文章だったのですが、
これくらい懇切丁寧に書かれたものが激減していた。
代わりに、
と、割合、端折った感のあるものが立てられていた。
どうも宇治市民の学力レベルが少し上がったようだ。嬉しいような、寂しいような、複雑な心境である。
そんなことを考えながらも天ヶ瀬ダムの手前にある吊り橋に到着。
激しい流れだ。
宇治川の流れの激しいこと、渦潮の如し。
しかも、吊り橋なんで、揺れる! かなり怖い。
実のところ、たくいたもモリーニョも「高所恐怖症」なんであるが、川面がかなり近いので、こっちのほうは大丈夫です。
見ると、モリーニョもこの激しい流れに、平生では見られないほどテンションが上がっていた。隣で、「うほっ!うほっ!」と雄叫びを上げている。いつも”ぶっ壊れたボリューム” と異名をとるほど声の大きいモリーニョだが、このときは、一際、声が大きくなっている。
「おい、モリーニョ」
急に呼びかけられ、少し驚いた表情でこちらを見つめるモリーニョ。
「はい、隊長」
「ひとつやって欲しいことがあるねん」
「何でしょう?」
「『河童の川流れ~』って叫びながら、ここから流されて欲しいねん」
「嫌です」
モリーニョ、あっさり拒否。(なんてヤツだ!?)
「モリーニョ、男には、一生に一度、命を懸けてもやらねばならぬことがある。俺、今がその時やと思うねん」
「僕は、その時やないと思います」
「モリーニョ、この台風は、100年に一度、いや、なかなか遭遇することのない伝説の台風やぞ! 言うたら、『稲村ジェーン』みたいなもんやんけ! お前もあの伝説の波に乗れよ! 否、流されろよっ!」
「『稲村ジェーン』は、ちゃんと準備してますやん。今回、突然ですやん!」
激しく拒否するモリーニョ。
(伝説のビッグウェーブが来てるのに、何言ってるんだよっ! モリーニョ。お前は、あの月曜日はゴロゴロし、火曜日はウダウダし、時々、悶える、みたいなそんな退屈な日常でいいのか? そんなハリのない毎日に満足なのか? 今、男として脱皮しなければ、いつ脱皮するねん? )
「お前が流されてる間、俺が、サザンの『真夏の果実』歌いながら、動画を撮影したるやん」
この一言で、ちょっと(流されてもいいかな) なんて思ってしまったモリーニョ。たくいたは、その表情の変化も見逃しません。何しろ、兵家ですから。しかし、いきなり我に返ったモリーニョが、
「でも、隊長、桑田圭祐の真似、全然似てませんやん!」
と激しく反撃する。似てるも似てないも、そもそもたくいたは”音痴”である。すると、更に
「そしたら、隊長が流されたらいいやん!」
と反撃するモリーニョ。ここで反撃に出るくらい、想定内です。何故って? それは僕が兵家だから。
「俺が流されてみろ、それは報道になってしまうやないか。ただの事故映像になってしまうやないか。そんな映像見て、おもろいか?」
言葉に詰まるモリーニョ。
「じゃ、僕が流されたら、面白いですか?」
「面白くないわけないやろう~! ここで川見てはる人たちも、『あの人、凄い! ノースタントでやってはる~!!』って言ってくれるよ、多分。ひょっとしたら、ノースタントで流されてるモリーニョ見て、ジャッキー・チェンからオファーがあるかもしれん。ただ、流されてるときに、iPHONEの操作を誤らないという保障はどこにも無いがな」
”ジャッキーからオファー”と言う言葉に、一瞬、心が動くモリーニョ。しかし、急に我に帰って、こう言った。
「流されてるのに、ピンボケとかしてたら、僕、無駄死にじゃないですか~!?」
「そやね。そういうことになるね。しかも、今も、この激流を動画で取ろうとして、静止画撮ってしもてるし。あっはっは」
ちなみに、今、携帯を見ても、ライブラリに動画が入ってないんだよね。静止画は無駄に4枚くらい保存されてるんですが。何処にいったんやろう? 激流を撮った動画。たくいた、機械の方も”オンチ”です。
折角、流されようと決意しかけていただけに、残念である。ここでうまくいっていれば、YOUTUBEで、濁流に流されるモリーニョをお見せできたんですが……。次回は、もう少し携帯を使いこなせてから、チャレンジしたいと思います。
そんなやりとりをしながらも、ようやく天ヶ瀬ダムに到着!
「ナイヤガラや~! 世界三大瀑布や~!」
思わず叫ぶたくいた。
外国に行ったことのないモリーニョに、
「俺、ナイヤガラ行ったことあるねんけど、こんな感じやで」
と教えてあげました。
「へ~!」と感嘆の声をあげるモリーニョ。もう、モリーニョも、気分はナイアガラです。
多少、雰囲気違いますが、ナイアガラもこんな感じです、僕の記憶が確かなら。
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