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福山・尾道を行く ~その4・仙酔島~ [無情剣客多情剣]

 京都タワー.JPG

 モリーニョ、なんか書く人が違うと、なんか全然内容が変わってくるよね。

 今回の紀行文は、「司馬遼太郎を意識してるって言ったら、嘘じゃない。」って言ったら、「嘘~ん」って、多分、君は言うよね。

 


街道をゆく 21 神戸・横浜散歩、芸備の道 (朝日文庫)

街道をゆく 21 神戸・横浜散歩、芸備の道 (朝日文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/01/09
  • メディア: 文庫




 鞆の浦を散策していると、また雪が降ってくる。

 それも結構、吹雪だ。

 しかし、(鞆城という城の石垣があるんなら、モリーニョのために撮っておいてやろう)と思うんで、とりあえず石垣を撮影。

鞆城の石垣.JPG

 なんてことない、ただの石垣です。

 地蔵院の石垣も鞆城の石垣らしいので、とりあえず撮る。

地蔵院 石垣.JPG

鞆城の石垣 2.JPG

 でも、このころになると猛烈に吹雪いてきたので、保命酒屋を探して雨宿りならぬ、雪宿りをすることにする。

 しかし、方向音痴なたくいた、鞆の浦の迷路のような狭い路地を彷徨い歩く。

 こんなとき、iPHONEのGPSを使って位置確認をしたいんだけど、吹雪で携帯を濡らしたくないため、自分の感覚と時々、道に現れる地図を頼りに保命酒屋を探す。

 ようやく一軒の保命酒屋に辿り着く。

 試飲してると、なんか思ったより臭くなく、しかも野菜ジュースみたいな風味で、これは身体によさそう。

 ということで、入店当初は、一番小さい瓶のものを買おうと思っていたが、720mlのものを購入。

 保命酒の飴ちゃんを口に放り込む。

 「今日は、珍しく雪が降ってますね。このあたりは温かいので、この時期にこんなに振るのは珍しいです」

 と、店のおばちゃん。

 (はい、日頃の行いが悪い、雨男ですから)

 と、振り向きざまに、笑顔で別れを告げるたくいた。

 しかし、店を出ると、丹後を思い出すくらい鉛色の世界が広がっている。

 「もう、こうなったら、仙酔島の宿でのんびりしよ~!」

 と、舟乗り場まで急ぐたくいた。

鞆の浦から 1.JPG

 空が暗いぜ! 鉛色だぜ!

 (保命酒も買ったことだし、もう未練はないゼィ!)

 新いろは丸に乗り込み、対岸の仙酔島に到着すると、さっきの吹雪が嘘みたいに、晴天!

新いろは丸.JPG

 (でも、考えたら、これは運が悪いんじゃなくって、仙酔島をたんのうさせようという神様の計らいでは?)

 ということで、神さまに感謝することに。

 しかし、この島からの景色はすばらしい。

 仙人が酔うほどに景色が美しい島だけあるゼィ!

仙酔島 景色 1.JPG
仙酔島 海岸.JPG
仙酔島から鞆の浦を眺める.JPG
仙酔島から鞆の浦を眺めてんねん.JPG

 と、島の中を軽く散策しながら、国民宿舎にチェックインするたくいたでした。


           つづく

 
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