福山・尾道を行く ～その３・鞆の浦で新選組気分～

　モリーニョ、しっかり画像を保存しておくんだよ……


　


　

　福山駅からバスに揺られて３０分。

　私は、ここ、広島県は鞆の浦にやってきました。

　『遠くへ行きたい』みたいな始まりで書き出してみました。新選組副長助勤たくいたのブログへようこそ。

　三十分もバスに揺られている時点で、車酔いしやすいモリーニョとしうぐーは、アウトです。残念です。

　やっぱり関西弁じゃないエリアまでくると、（旅してる！）って気分になりますね。






　港から海を見る。

　「なんか、京丹後の伊根の入り江見たいだぜぃ！」

　と心の中で叫ぶ。でも、この季節の丹後は、空も海も鉛色で、ちょっと暗いんだよね～♪

　鞆の浦って、”時間が止まってる”ような感覚が味わえて、いいよね～♪

　ここに来た目的は、そんな感覚を味わうことと、「いろは丸」ですね。

　京都にいるときは、坂本龍馬という人物をリスペクトしながらも、（やはり敵）みたいな微妙な気持ちのたくいたですが、ここ鞆の浦にくると、やっぱり、坂本龍馬という人物をリスペクトしながらも、（やはり敵）みたいな微妙な気持ちですね。

　保命酒屋の元看板娘たちの熱い視線を颯爽とかわしながら、鞆の浦を散策。




　龍馬が泊まっていたところらしい。

　「坂本～！」

　

　いろは丸事件談判跡です。

　龍馬暗殺の黒幕が紀伊藩だという説をとると、この事件がその発端になるんだよね。

　で、もって、新選組も天満屋騒動でとんだとばっちりを受けたという迷惑な事件だのだ。

　ちきしょ～！　坂本～！

　我らが斉藤一さんも、ピンチやったっちゅうに！！

　なんてことを思いながら、いろは丸展示館へ突入。

　「こんにちは～」

　と入るも、受付のおっさんはひどく無愛想。

　展示物も大したもんじゃないですが、「ありがとうございました」と出るときも、おっさん、ひどく無愛想。

　（てめぇ、やる気ないんやったら、さっさと展示館閉めて、仕事やめやがれ！）

　なんて思いながら、展示館を後にする。

　気分が悪いゼィ。　こうなったら、保命酒で一杯やるかっ！！


　というわけで、保命酒屋を物色しに町にくりだす新選組副長助勤たくいたであった。

　ひょっとしたら、新選組の人間っていうことがバレたからかもしれ～ん。

　「誠」ハンカチに「誠」香袋なんかカバンからぶら下げて、財布の中に、土方歳三根付なんかしてたら分かるか。

　そんなことを思いながら、次回へつづく！！