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福山・尾道を行く ~その1・福山への道~ [無情剣客多情剣]

 一泊二日で福山・尾道を旅してきました。

 そんな新選組副長助勤たくいたのブログへようこそ!


京都タワー.JPG


 モリーニョ、君の分も楽しんでくるからね。

 朝7時。

 出勤するサラリーマン達で混雑する近鉄電車の中に、バックパックをお腹に抱えて、両手つり革で自己防衛に努める男がいた。高校時代、三回も痴漢に間違えられたので、混んだ車内での両手つり革は習慣になってしまった。ただでも痴漢に間違えられるのは心外なのに、決まって振り返る女に限って、”ぶちゃいく”だから、性質が悪い。

 その男の名こそ、”新選組副長助勤 たくいた”である。

 (このたくいた様が、貴様のような女のケツなんか触るかいっ! 自意識過剰なんだよっ!! )

 今回の旅は、モリーニョに振られ、カーンにも振られ、結局、一人旅です。

 モリーニョは経済的にも、肉体的にも、そして条件面でも、今回の旅は諦めざるをえないようでした。

 まず、毎年、夏に横浜で催される、英雄女侠達の集い「五覇崗集会」に参加するために、出費を極力抑えている、というのが理由のひとつ。そして、膝痛で、お兄さんとの日帰り旅行もキャンセルしているという肉体的な理由。最後に、バスでの長時間移動。これらの理由により、モリーニョは、多分、仕方なく、福山・尾道にいけないようだった。

 ただ、出発間際、モリーニョは、メールで、こう送ってきた、

 『尾道・福山の旧所名跡のケータイ画像を土産に所望。』 と。

 「ああ、まかせとけ! モリーニョが喜びそうな画像を送ってやるさ!」

 iPHONEを見つめながら、そう呟くたくいたであった。


 そして、カーン。

 一日は休みが合ったのだが、二日連続では休みが取れなかったらしい。

 仕方あるまい。男は、まず仕事だ! 


 二人の思いを胸にたくいたは、お京阪の「みやこライナー」に乗り込む。

 これに乗れば、お昼前に福山に辿り着く。しかも、京都-福山駅間が、通常ですと、4100円なのですが、ただいま閑散期ということで、

 3000え~ん!

 と、高田社長ばりに声を張り上げたくなるほど、お得なプライスなのだ。

 ただ、座席は少し、狭い目。 ま、安いので、仕方ありません。

 バスが京都駅を発進!

 意外と揺れます。多分、というか、確実に、モリーニョは車酔いしますな。

 しかし、テンションの上がったたくいたには、そんなもん関係ありません!

 東寺の近くを通過。

 (ここは、ガンダム・ファンが集うお好み焼き屋 ”慈恩弘国”の近くではないか!?)

 「ジーク ジオン! ジーク ジオン!」

 たくいたの叫びが、静かにツイッター上にツイートされる。一人旅だから、静かにツイートしているが、モリーニョと一緒だったら、間違いなく声になっていると思うと、少し身震いがした。

 久しぶりに、携帯のGPS機能で、自分の位置を確認する。ミノフスキー粒子が薄いせいか、ほとんど誤差なく地図上に表されるたくいたの位置情報。

 「ちっ! 」

 途中、ミノフスキー粒子の濃度が上がったのか、位置情報が寸断される事態に!

 「ちっ! 連邦め!!」

 連邦の白いモビルスーツに殺意を抱く。

 兵庫を過ぎ、岡山を通過。途中、しうぐーの実家の近くを流れる高梁川を横切る。

 ひさしぶりの岡山だ。でも、実家には寄れません。

 「だって、高速バスに乗車中だから!」


 そんなことを思いながら、たくいたを乗せたバスは福山へ突入するのだった。



 
 そんな感じで、いつもの如く、福山の画像のひとつも載せず、次回へつづく。




 
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