蒼き狼と行く伏見 その２ 失意の夢百衆

　京都サンガ、ひさしぶりに勝利！

　でも、もう西京極で柳沢敦選手の勇姿が見られなくなるかもしれん（まだ希望は捨てないぞ！）と思うと、少し切ない。

　やなぎゴール　おお柳沢　敦～

　や・な・ぎ　ゲット　ゴール！


　ジャイは友達と観に行ってたみたいです。




　鳥せいでランチを終えたＫｈａｎ（汗）・モリーニョ・たくいた・しうぐーの四人は、お茶をしようと「夢百衆」を目指す。

　夢百衆は大正時代のロマンが香る喫茶店で、袴姿にエプロンをかけた女性が上品に接客してくれる素敵なお店なのだ。

　平日なのに、いつになく賑わう夢百衆。

　そんな大正浪漫を求めてやってきた４人を待ち構えていたのは、


　普段着に酒屋の前掛けをしただけの女性たちだった……。

　（雰囲気、ぶち壊しやんけ！）

　たくいた、撃沈。


　おいおいおい！　そんな格好じゃ、大正浪漫を味わえんではないか！

　メニューも若干減ってるし。

　たくいた、心の中でかなり、ガッカリする。


　「これやったら、竜馬通りのアンテックな感じのカフェ「九里九馬」でええやんけ」

　酒蔵を見ながら、そう呟くたくいたであった。


　一方、モリーニョはと言うと、コーヒー一杯しか飲んでないにもかかわらず、

　「僕、代金いくらやったか分からへん」

　と発言し、「４５０円や！」と鋭く突っ込まれておりました。

　そんなモリーニョを見かねたＫｈａｎ（汗）に、

　「どうしてん！？　モリーニョ。　昔は賢かったやん！　昔は頭よかったやん！」

　と体を揺すられておりました。

　次回からは別会計でお願いします。南無阿弥陀仏……