今頃『天地人』 ～謙信の遺言～

　ＮＨＫ大河ドラマ『天地人』観てるかい！？

　日曜日は岡山へ法事に行っていたので、録画していた『天地人』をようやく観ました。そんな新撰組副長助勤たくいたのブログへようこそ。



　

天地人 前編 (1) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

• 作者: 火坂 雅志
• 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
• 発売日: 2008/12
• メディア: 単行本

天地人〈上〉天の巻

• 作者: 火坂 雅志
• 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
• 発売日: 2008/11
• メディア: 単行本

　いささかタイトルに不吉な臭いを感じるのですが、今回は、謙信ファンにとっては一代決戦”手取川の戦い”です！

　謙信ファンのたくいたが興奮しないはずがありません。

　川中島の戦いも確かに大きな戦ですが、あれは武田方が必死なだけで、謙信ファンの僕ちゃんにとっては、

　（信玄か。まあまあやるやんけ）

　くらいの感じの戦です。好敵手って感じ。手強い相手だけど、強大な敵じゃないからね。

　しか～し！手取川の戦いは、天下をほぼ掌握した信長が相手ですから、やっぱり一代決戦やろう！

　信玄が京を目指したときよりも、もっと強大になった信長が相手です！信長を釘付けにするライバルがことごとく消えた後の信長ですゼィ！敵に不足なし！！

　そんな信長勢をギッタンギッタンにいわしてるところを観れると思いきや、大河ドラマに場違いな某女優が合戦の模様を語るシーンで終了。

　「う、うそ！？」

　という一言を発し、テレビの前で固まるたくいた。

　「どうなっとんねん！？今年の大河は上杉謙信とちゃうんか！」

　とテレビの前で叫んだんですが、『天地人』の主人公は直江兼続なのを忘れてしまってました。つい熱くなってしまいました。すみません。どうも『風林火山』のときに、武田方カッコいいじゃねぇか！と嫉妬を感じていたので、

　「今回は、上杉！」

　という意識が拭えないみたいです。

　この頃、”ブッキー”こと妻夫木くん演じる兼続は蟄居してました。この大河が始まった頃のブッキー、ちょっと軽い感じだったんですが、蟄居させられ、母を亡くし、自分の弱さを見つめ、どうやら大人の男になったようです。

　凛々しいです。

　ブッキーの最初のチャラチャラしてたのが演出なら、彼は相当な役者です。

　自分の死期が近いことを悟った謙信が兼続に、”謙信イズム”を伝承するシーンは感動的でした。

　「謙信、周りから理解されすぎじゃね？理解されなかったのが謙信だと思うだけど……」的な声を耳にしたのですが、この感動的なシーンのための前フリなら、仕方ないですな。

　しかし、阿部寛の謙信もカッコいいな。

　このあと、謙信の後継者争いで越後の国力はかなり衰退するのですが、そんな大きな渦の中を兼続がどう生き抜くのか、楽しみです。

　
　このドラマ、本当に面白いゼィ！来週が楽しみだ。


　

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