『とかげ』、読破。 [雑談]
今月は「恋愛小説強化月間」のたくいたのブログへようこそ!
そうです。テーマは”LOVE”です。
別に、今年の大河「天地人」の直江兼続の兜が「愛」だからじゃないですよ。
昨日、江湖のみんなの『天地人』の評価が低くてびっくりした。「NHKの大河ぐらいは時代考証が……」「NHKなんだから硬派なドラマが……」と。
そんなにNHKに過度な期待はしてないので、みんなの『大河』の位置づけには驚いた。
ちなみにたくいたは上杉謙信ファンなので、今年の大河は楽しく見てますよ。
今回は、吉本ばななの『とかげ』です。
「恋愛小説」というバクッとしたテーマで本を選択したことがない。
人生で恋愛小説をそんな読んだことないし、どんな作家さんがいはるのかも知らない。結局、御前や妹、そして女子大生たちに、なんかエエ恋愛小説ない?と聞いて、じゃ、これって言われる本を読んでます。当然、自分が本屋に行っても、多分、手に取ることもないような作家さんもおられるわけです。たくいたの作家リストには載ってない名前です、吉本ばなな。
「お兄ちゃん、これ読み」
と妹が貸してくれました。
「読み終わった」と言ったら、
「え!?もう読んだんや。『失楽園』……」
(君が貸してくれたん『失楽園』ちゃうやろう。吉本ばななの『とかげ』でしょうが!)
そんな”天然”の妹が貸してくれなかったら、出会わなかったやろうな。
『とかげ』は、6編からなる短編集です。この本を10年前の僕が読んだら、「セカチュー」の如き運命を辿っていたかもしれません。ただし、『セカチュー』の本が壁に叩きつけられるのは作者のせいですが、『とかげ』の場合は、たくいたの未熟さゆえです。
どの話も不思議な話だった。『とかげ』という話は、なんか不思議だった。吉本ばななの描く”男”は、僕の周りにはいないタイプの男達です(たくいたの周りの男達のほうが珍しい男が多いと言われそうですが……モリーとか、モリーとか、モリーみたいな)。
どの作品も、主人公=たくいたでの妄想はできませんでした。
ここに出てくる元エアロビのインストラクターは子供の頃に事件に巻き込まれて傷ついてます。で、その主人公も子供の頃に事件に巻き込まれて傷ついていてます。そんな二人が付き合って、心の傷を乗り越えていきます。
簡単に書くとそういう話なんですが、吉本ばななの文って、なんか不思議です。自分が夢でも観てるような、そんな気持ちになる。
文からにじみ出る吉本ばななは、斜に構えてる訳でもなく、意外と深くものを見ているような、繊細な感じだ。不思議な印象だった。なんか、ぬる~い、ゆる~い感じで、催眠術にでもかかったような(ま、催眠術にかけられたことないですけど)そんな感じです。
吉本ばななって、ひょっとして天才かも!
なんか初めてベトナム料理を食べたときの感動に似てるな~。しらんけど。
そうです。テーマは”LOVE”です。
別に、今年の大河「天地人」の直江兼続の兜が「愛」だからじゃないですよ。
昨日、江湖のみんなの『天地人』の評価が低くてびっくりした。「NHKの大河ぐらいは時代考証が……」「NHKなんだから硬派なドラマが……」と。
そんなにNHKに過度な期待はしてないので、みんなの『大河』の位置づけには驚いた。
ちなみにたくいたは上杉謙信ファンなので、今年の大河は楽しく見てますよ。
今回は、吉本ばななの『とかげ』です。
「恋愛小説」というバクッとしたテーマで本を選択したことがない。
人生で恋愛小説をそんな読んだことないし、どんな作家さんがいはるのかも知らない。結局、御前や妹、そして女子大生たちに、なんかエエ恋愛小説ない?と聞いて、じゃ、これって言われる本を読んでます。当然、自分が本屋に行っても、多分、手に取ることもないような作家さんもおられるわけです。たくいたの作家リストには載ってない名前です、吉本ばなな。
「お兄ちゃん、これ読み」
と妹が貸してくれました。
「読み終わった」と言ったら、
「え!?もう読んだんや。『失楽園』……」
(君が貸してくれたん『失楽園』ちゃうやろう。吉本ばななの『とかげ』でしょうが!)
そんな”天然”の妹が貸してくれなかったら、出会わなかったやろうな。
『とかげ』は、6編からなる短編集です。この本を10年前の僕が読んだら、「セカチュー」の如き運命を辿っていたかもしれません。ただし、『セカチュー』の本が壁に叩きつけられるのは作者のせいですが、『とかげ』の場合は、たくいたの未熟さゆえです。
どの話も不思議な話だった。『とかげ』という話は、なんか不思議だった。吉本ばななの描く”男”は、僕の周りにはいないタイプの男達です(たくいたの周りの男達のほうが珍しい男が多いと言われそうですが……モリーとか、モリーとか、モリーみたいな)。
どの作品も、主人公=たくいたでの妄想はできませんでした。
ここに出てくる元エアロビのインストラクターは子供の頃に事件に巻き込まれて傷ついてます。で、その主人公も子供の頃に事件に巻き込まれて傷ついていてます。そんな二人が付き合って、心の傷を乗り越えていきます。
簡単に書くとそういう話なんですが、吉本ばななの文って、なんか不思議です。自分が夢でも観てるような、そんな気持ちになる。
文からにじみ出る吉本ばななは、斜に構えてる訳でもなく、意外と深くものを見ているような、繊細な感じだ。不思議な印象だった。なんか、ぬる~い、ゆる~い感じで、催眠術にでもかかったような(ま、催眠術にかけられたことないですけど)そんな感じです。
吉本ばななって、ひょっとして天才かも!
なんか初めてベトナム料理を食べたときの感動に似てるな~。しらんけど。
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