森鵰剣侠、近江八幡を行く その1 今そこにある危機 [森鵰剣侠]
たくいたの好きな映画が『ホテル・ニューハンプシャー』『サイモン・バーチ』と、ジョン・アーヴィング原作ということで、しうぐーが薦めてくれた『ガープの世界』という映画を観た。
悲壮感のない悲劇なのは前の二作と一緒だが、イマイチだった。言論の自由を暴力で握りつぶされたということが一番ショックだった。プーの野郎!
そんな新撰組副長助勤たくいたのブログへようこそ!
久々の休み。
「普通、休みの日は近江やろう!」ということで、近江へ行くことに。しかし、考えてみたら、滋賀には一年以上行ってなかった。一年以上いってなかったら、普通じゃないな。しうぐーは仕事な為、モリーニョと行くことにした。しかし、近江は京都と違って雪が多い。最初、彦根にするか近江八幡にするか迷ったが、モリーニョの冬の装いをイメージするに、すべての服の素材にコットンしか使ってなさそうなので南よりの近江八幡に決定。
「近江八幡で鬼平気分を味わうのだ!」
ということで京都駅に向かうときから既にハイテンション。佐々木源氏が俺を呼んでるゼィ!
電車の中でたくいた妄想に耽る。時代は平安末期。平家に奪われた所領を奪い返すのだ!
近江八幡駅に着くと、早速観光協会へ行き、地図と八幡堀の方角を尋ねる。徒歩だと30分かかるらしいが、バスの出発まで20分もある。
「20分待つんやったら、もう行っちゃおうか」ということで駅を離れる。しかし、若干尿意をもよおす。
「ちょっと小便したい気分やな。駅で小便してから行こっかな?」
「じゃ、歩きながらすればいいんじゃね?」
(たしかに30分くらいなら、八幡堀に着いてからでも大丈夫だろう。俺の膀胱)
「そいじゃ、いざ出陣!」
ということで近江八幡駅を後にする。八幡堀へは「ブーメラン通り」という通りを通る。お約束事ということで「ブーメラン~♪ ブーメラン♪ ブ~メラン♪ ブ~メラン♪ 」と『ブーメラン・ストリート』熱唱しながら歩く二人。
しかし、駅からそう離れていないのに、たくいたの膀胱が破裂寸前の危機!
「モリーニョ、やばい! もれそう」
「隊長、このあたり飲食店もなさそうです。コンビニはちょっと前に通り過ぎたし」
会話のやりとりをしながらも、二人の歩みは徐々に速まる。
「隊長!」
しばらくして、モリーニョが前方を指差しながら叫ぶ。
「どうした!?」
「あそこにガソリンスタンドが!!」
「車乗ってないやつがガソリンスタンドのトイレは使えんやろう。道義的に」
モリーニョは何か言いたげだったが、黙ってたくいたの後に続き、早歩きで通り過ぎた。
「モリーニョ! 俺、そろそろ雉撃ちのポイント探すわ。あの駐車場の物陰なんてどうや!?」
「それはマズイでしょう!」
ガソリンスタンドのトイレは借りれないが、立ちションは大丈夫な男たくいた。しかし、モリーニョが乗り気でないのであっさり諦めることに。
新年迎えて早々、白昼堂々、路上で失禁してしまうのか!? 37歳で、素面なのに暴発してしまうのか!?
たくいた、絶体絶命のピンチ!!
たくいたは非常事態に備え、とりあえずベルトを緩め、ズボンのホックを外し、社会の窓全開で前へ進む。
「おい、モリーニョ! あれを見ろ!」
「隊長、どうしたんですか!?」
たくいたの指差す方向に立派な寺が見える。そして、その駐車場には、工事現場にありそうな簡易トイレが!!
「モリーニョ、あれがパリの灯だ!」
小刻みにステップを踏みながら、たくいた突撃を開始。ドアを開けると、ボットンらしい香ばしい香りがするが、このときばかりはそんなこと気になりません。
現代人としての、都会人としての、そして一人の男としての尊厳を守ることができた。爽やかな風がたくいたの頬をなでる。
「エイドリア~ン!!」
モリーニョが放尿してるときに、道路を走る車に向かって叫びながら両手を挙げるたくいた。
一難が去り、改めて近江八幡の町並みを眺める。落ち着いた佇まい。そして、京都の町並みと違い、きちんと計画的な街づくりをしているということが手に取るようにわかる。
八幡堀を目指して再び歩き始める。すると、「マンボ」という看板を発見。
「これ、マンボさんに送らな!」
にんまりしながら写メを撮るモリーニョ。「マンボ」という屋号を見つけて、マンボさんに写メを送るなんて……。(やることが単純なんだよ!) と思わず苦笑するたくいた。
「とんだお調子もんやな~、モリー」
ニヤリと笑って応えるモリーニョ。
すると、八幡堀へ向かうバスがたくいたとモリーニョの前を通り過ぎていった。
「バスに抜かれたな、モリーニョ」
「ま、いいんじゃね? 時間はあるねんし」
気付けば八幡山が近くに見える。ということは、もう八幡堀はすぐそこだ!
ということで、(八幡堀の画像も無いまま、次回へつづく)
これでいいのだ!
悲壮感のない悲劇なのは前の二作と一緒だが、イマイチだった。言論の自由を暴力で握りつぶされたということが一番ショックだった。プーの野郎!
そんな新撰組副長助勤たくいたのブログへようこそ!
今そこにある危機 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- メディア: DVD
久々の休み。
「普通、休みの日は近江やろう!」ということで、近江へ行くことに。しかし、考えてみたら、滋賀には一年以上行ってなかった。一年以上いってなかったら、普通じゃないな。しうぐーは仕事な為、モリーニョと行くことにした。しかし、近江は京都と違って雪が多い。最初、彦根にするか近江八幡にするか迷ったが、モリーニョの冬の装いをイメージするに、すべての服の素材にコットンしか使ってなさそうなので南よりの近江八幡に決定。
「近江八幡で鬼平気分を味わうのだ!」
ということで京都駅に向かうときから既にハイテンション。佐々木源氏が俺を呼んでるゼィ!
電車の中でたくいた妄想に耽る。時代は平安末期。平家に奪われた所領を奪い返すのだ!
近江八幡駅に着くと、早速観光協会へ行き、地図と八幡堀の方角を尋ねる。徒歩だと30分かかるらしいが、バスの出発まで20分もある。
「20分待つんやったら、もう行っちゃおうか」ということで駅を離れる。しかし、若干尿意をもよおす。
「ちょっと小便したい気分やな。駅で小便してから行こっかな?」
「じゃ、歩きながらすればいいんじゃね?」
(たしかに30分くらいなら、八幡堀に着いてからでも大丈夫だろう。俺の膀胱)
「そいじゃ、いざ出陣!」
ということで近江八幡駅を後にする。八幡堀へは「ブーメラン通り」という通りを通る。お約束事ということで「ブーメラン~♪ ブーメラン♪ ブ~メラン♪ ブ~メラン♪ 」と『ブーメラン・ストリート』熱唱しながら歩く二人。
しかし、駅からそう離れていないのに、たくいたの膀胱が破裂寸前の危機!
「モリーニョ、やばい! もれそう」
「隊長、このあたり飲食店もなさそうです。コンビニはちょっと前に通り過ぎたし」
会話のやりとりをしながらも、二人の歩みは徐々に速まる。
「隊長!」
しばらくして、モリーニョが前方を指差しながら叫ぶ。
「どうした!?」
「あそこにガソリンスタンドが!!」
「車乗ってないやつがガソリンスタンドのトイレは使えんやろう。道義的に」
モリーニョは何か言いたげだったが、黙ってたくいたの後に続き、早歩きで通り過ぎた。
「モリーニョ! 俺、そろそろ雉撃ちのポイント探すわ。あの駐車場の物陰なんてどうや!?」
「それはマズイでしょう!」
ガソリンスタンドのトイレは借りれないが、立ちションは大丈夫な男たくいた。しかし、モリーニョが乗り気でないのであっさり諦めることに。
新年迎えて早々、白昼堂々、路上で失禁してしまうのか!? 37歳で、素面なのに暴発してしまうのか!?
たくいた、絶体絶命のピンチ!!
たくいたは非常事態に備え、とりあえずベルトを緩め、ズボンのホックを外し、社会の窓全開で前へ進む。
「おい、モリーニョ! あれを見ろ!」
「隊長、どうしたんですか!?」
たくいたの指差す方向に立派な寺が見える。そして、その駐車場には、工事現場にありそうな簡易トイレが!!
「モリーニョ、あれがパリの灯だ!」
小刻みにステップを踏みながら、たくいた突撃を開始。ドアを開けると、ボットンらしい香ばしい香りがするが、このときばかりはそんなこと気になりません。
現代人としての、都会人としての、そして一人の男としての尊厳を守ることができた。爽やかな風がたくいたの頬をなでる。
「エイドリア~ン!!」
モリーニョが放尿してるときに、道路を走る車に向かって叫びながら両手を挙げるたくいた。
一難が去り、改めて近江八幡の町並みを眺める。落ち着いた佇まい。そして、京都の町並みと違い、きちんと計画的な街づくりをしているということが手に取るようにわかる。
八幡堀を目指して再び歩き始める。すると、「マンボ」という看板を発見。
「これ、マンボさんに送らな!」
にんまりしながら写メを撮るモリーニョ。「マンボ」という屋号を見つけて、マンボさんに写メを送るなんて……。(やることが単純なんだよ!) と思わず苦笑するたくいた。
「とんだお調子もんやな~、モリー」
ニヤリと笑って応えるモリーニョ。
すると、八幡堀へ向かうバスがたくいたとモリーニョの前を通り過ぎていった。
「バスに抜かれたな、モリーニョ」
「ま、いいんじゃね? 時間はあるねんし」
気付けば八幡山が近くに見える。ということは、もう八幡堀はすぐそこだ!
ということで、(八幡堀の画像も無いまま、次回へつづく)
これでいいのだ!
タグ:近江八幡
「…悲しいかい?」(by母)
「…悲しいね…37歳…」(byウリ&サル)
遊びに行くと家を出て、階段下りた脇の植木に立ち小便して
母にどやされたブタは10歳でした…(爆)。
by どぅいちゃん (2010-01-20 01:42)
>どぅいちゃん
三十路を過ぎると、パッキンというパッキンに緩みがでるもんです。肉体の衰えが始まっているです。いわば、これは「老い」との戦いなのであります。
子供が家を出て階段下りた脇の植木で立ションするのとは訳が違うのです。
そういう意味じゃ、「高潔」と「衰え」との狭間で葛藤する「悲しい」生き物なのです。37歳。
ウリにサルよ。お前たちも30過ぎたら、もう一回う○こ漏らすようになるから心配するな。そのときは相談に乗ってやろう。
by 新選組副長助勤たくいた (2010-01-20 12:27)
膀胱が破裂しなくてよかったね。
別々にトイレに入ったように書いてるけど、
本当は狭い簡易トイレに二人で入って、
一緒に放尿してたんちゃう?
で、誰が高潔だって?(爆)
by 阿銀 (2010-01-20 22:03)
>阿銀さん
あんな狭い簡易トイレに二人で入れるのは、エマニエル夫人だけです。
高潔といえば、たくいた以外にいないでしょう。アハハ
by 新選組副長助勤たくいた (2010-01-21 12:41)