SSブログ

満開!仁和寺・御室桜 4月13日 [京の四季]

7421387.jpg

 モリー。

 この桜を見ると、また、あの頃を思い出したよ。

 あのときの桜みたいに青かった俺達を……。


                  ~ ユリー・フランキー著 『京都タワー』より~

 

 仁和寺に到着。

 保元・平治の乱では、崇徳院が逃げ込んだり、後白河法皇が女装して、この寺に脱走したり、そんな平安末期に思いを馳せながら門をくぐる。

 門から境内を見渡すと、人・人・人。

 気付くと紫雨御前がいない。見ると、近くで咲いていた桜を撮影している。

 「そこの桜はいいから、あっちに行くゼィ!」

 そう指差すと、御室桜を目指す。

仁和寺1.jpg

 「鬼平や~!」

 たくいたが叫ぶと、大勢の観光客の人目も憚らず、ジブシーキングスの『インスピレーション』をハミングする。多分、この大勢の半分の人間の頭の中では、この曲がBGMとして流れているに違いない。そして、この中の中国人観光客の1%くらいは、

 「桃花島~!」

 と、心の中で叫んでいるに違いない!

 

 二年前の春。病床のモリーを連れて、ここを訪れたときは、

7486338.jpg

7486332.jpg

 こんな感じで、見事な”葉桜”やったのに……。

 あの時は、殺意を覚えながらも、仕方ないから、醍醐寺の五重塔で、なんちゃって『鬼平犯科帳』やったのに……。

桜の海2.jpg
御室桜.jpg
御室桜3.jpg
仁和寺.jpg

鬼平犯科帳.jpg

 桜って、観ると、なんか元気になるね。

 桜も散り始めていて、桜吹雪の中を歩くたくいたと紫雨御前。

 仁和寺を出る頃、すっかり気分は長谷川平蔵と久栄であった。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

御室桜への道 2妙心寺・大法院 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。